新著絵本/6月12日頃発売/きょうはぎょうざの日

きょうはぎょうざの日
文 石井睦美
絵 松本春野
講談社

「あしたはみんなで、あしたはぎょうざ。
あしたはみんなで、あしたはぎょうざ」

ふだんは、パパ、おにいさんとはなれて、ママとおじいちゃん、おばあちゃんとくらしている少女シャオチン。
明日はお休みなので、パパとおにいさんもいっしょに、ぎょうざをつくって、みんなで食べるのです。

おじいちゃんは庭から野菜をとってきます。

おばあちゃんは小麦粉から皮をつくります。

おかあさんはぎょうざのあんをつくります。

「1、2、3。そうしたらくるっとまわして、
えーと、1、2、3でぎゅっとする……できた!」シャオチンは、はじめてのぎょうざのあんを皮で包みました。

たくさんのぎょうざが包めたら、さあパパの出番ですーー。

料理家のウー・ウェンさんの原点、少女時代の家族の思い出が絵本になりました。
みんなで作って、みんなで食べる。
幸せな食卓の思い出です。


ウー・ウェン先生の餃子のなんと美味しいこと!
石井睦美先生の文章のなんと幸せなこと!
おしゃべりが聴こえる、楽しい美味しいぎょうざ作り。
おとなりにある中国の家族を描く時間は、まるで遠い親戚に会いに行くような、うれしいひと時でした。

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