「金子みすゞを描く事について」フレーベル館公式YouTube インタビュー第二弾

大人になってからの私は、金子みすゞの作品を読むたびに、誰かを思いやる優しさや、他者に寄り添う心にばかり目が向くようになっていました。

一方、娘が夢中になって読んでいたのは、「羽布団」をはじめ、自分自身に寄り添ってくれるような詩でした。

「羽布団」は、「あったかそうな羽布団、誰にやろう。おもてで ねてる いぬにやろう」と始まります。でも、霜のおべべを着た枯れ草や、氷の張った池で眠る鴨の子など、寒さに耐えながら生きるものたちを前にすると、「この子より、あの子のほうがかわいそう」と決めることはできません。みんなが「どうぞ、どうぞ」と羽布団を譲り合い、最後に「だったらわたしが着てねよう」と、人間の女の子が言う詩です。

娘はこの詩を、何度も嬉しそうに楽しそうに声に出して読んでいました。その姿が、とても愛おしく、いいなぁと感じていました。

私も娘と一緒に詩を読んでいるうちに、自分に寄り添い、自分を大切にする気持ちを思い出して嬉しくなっていきました。

人に寄り添うことも大切。でも、その土台には、自分を大切にする気持ちがある。さそのことを、親子で詩を読みながら改めて感じています。

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